松戸混声合唱団 Matsudo Mixed Chorus

― 演奏会 ―

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― 定期演奏会の記録 ―

2002年2月11日(祝)

午後3時 開演

松戸市民会館

松戸混声合唱団第8回定期演奏会

4手のピアノのための(ブラームス自身のオリジナル)
「ドイツレクイエム」
 ドイツ歌曲の魅力

指揮:吉田 伸昭

ソプラノ:田島 茂代

バリトン:藪西 正道

ピアノ:榎本 潤、山本 学

合唱:松戸混声合唱団

■主催:松戸混声合唱団

■後援:松戸市教育委員会/松戸市音楽協会/松戸市合唱連盟/千葉県合唱連盟

指揮者・共演者の紹介(※指揮者/共演者の写真・プロフィールは演奏会当時のものです)

指揮 吉田 伸昭

東京芸術大学声楽科卒業、並びに同大学院修了。モーツァルテウム音楽大学に留学。留学時には「1990年国際モーツァルト週間」に出演するなど主に宗教音楽のソリストとして活躍。帰国後は二期会「フィデリオ」、「コジ・ファン・トゥッテ」をはじめ多くのオペラに出演。新国立劇場には「建」、「魔笛」、「沈黙」に出演した。なかでも、團伊玖磨「ひかりごけ」の西川役は新聞、雑誌などでも高い評価を得た。最近では「夕鶴」、「ホフマン物語」、韓国オペラ「春香傳」などに出演し、新たなレパートリーの開拓に意欲をみせている。また「第九」や宗教曲などオーケストラとの共演、コンサート、FM、TV「題名のない音楽会」出演など活動は多岐にわたる。ベルリオーズ「ロミオとジュリエット」(小林研一郎指揮・日フィル)、シェーンベルク「ヤコブの梯子」(秋山和慶指揮・東京交響楽団)、ハイドン「天地創造」(シュナイト指揮・東フィル)のCDがリリースされている。第6回日仏声楽コンクール第2位(1位なし)、第4回日本声楽コンクール入選、並びに「田中路子賞」。平成7年度文化庁芸術インターシップ研修員。東京芸術大学、上野学園大学講師。東京室内歌劇場会員。二期会会員。1994年より松戸混声合唱団の指揮者となり今回は「メサイア」に続いての指揮となる。

ソプラノ 田島 茂代

滋賀県彦根市の生まれ。東京芸術大学、同大学院修了。1992年ドイツに留学し、94年ミュンヘン国立音楽大学修了。同年プフィッツナー国際コンクール第2位、ミュンヘン国際コンクールで入賞。97年シューベルト協会主催J.S.G.国際歌曲コンクール第3位を受賞。96年に帰国するまでヨーロッパ各地でコンサートのソリストとしてJ.S.バッハ、ヘンデル、ハイドン、ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームスなどの宗教曲、またドイツリートの公演に出演。西ドイツ放送局、南ドイツ放送局に放送され、新聞紙上でも高く評価される。これまで、コリン・ディビス、ミュンヘン・バッハ合唱団、聖十字架教会少年合唱団、ハンス・マルティン・シュナイト/シュナイトバッハ合唱団、小林研一郎/日フィル、岩城宏之/アンサンブル金沢、沼尻竜典/東京都響らと共演。99年にR.シュトラウス没後50年にちなんで、彼の全歌曲によるコンサートシリーズを開始。02年には新国立劇場のR.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」公演に出演が決定。今後の活躍が期待される。

滋賀県文化奨励賞受賞(2001年)。二期会会員。

バリトン 薮西 正道

東京芸術大学卒、及び同大学院修士課程修了。イタリアに留学。

イタリア・テルニ国際声楽コンクール優勝。フィレンツェ歌劇場新人オーディション第2位。高橋大海、高折続、中山悌一、L.グアリーニ、A.プロッティー、U.ガルディーニ各氏に師事。国内においては、オペラ「ドン・ジョバァンニ」のタイトルロールをはじめ、「椿姫」のジェルモン、「蝶々夫人」のシャープレス、「ボエーム」のマルチェッロ、「シモン・ボッカネグラ」のパオロ、「愛の妙薬」のドゥルカマーラ、「夕鶴」の運ず、また1997年二期会公演の「フィガロの結婚」のフィガロ、そして1989年日生劇場での「セヴィリヤの理髪師」のフィガロ、「奥様女中」のウヴェルトなどと好評を博す。2000年東フィル「はるかなる響き」日本初演出演。新国立劇場「リゴレット」出演。

国外においては、イタリアテルニでオペラ「トスカ」のスカルピアで見事な歌唱ぶりを披露し、地元の新聞などでも絶賛された。また、ハンガリーのブタペストのスプリングフェスティヴァルコンサートでは、ルチアのエンリーコ

のアリアを歌い、ラジオにも放送された。コンサートにおいては、オラトリオなどの分野でも活躍し、「第九」「メサイヤ」「フォーレのレクイエム」「天地創造」「ハイドンのテレジアミサ」「モーツァルトのレクイエム」「モーツァルトの戴冠ミサ」他、数多く出演している。

二期会会員、平成7年度文化庁インターシップ研修生、日本演奏家連盟会員、日本声楽家協会会員、東京芸術大学非常勤講師。聖徳大学講師。

ピアノ 榎本 潤

国立音楽大学ピアノ専攻科を経て、同大学院を修了。ダン・タイ・ソン、柳川守、小林道夫の各氏に師事。在学中の1991年、日本ピアノ教育連盟主催の第7回ピアノオーディション全国大会にて入賞。1996年、第34回北九州芸術祭にて優秀伴奏賞(満場一致による1名のみの受賞)併せて全日空賞を受賞。これまでに、NHK交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など、都内主要オーケストラの各コンサートマスターと室内楽奏者として共演。

チェンバロ奏者としては、小林氏と各地で共演、研鑽を積み、1994年、東京ゾリステンのヨーロッパ公演に参加。NHK交響楽団のチェンバロ奏者としても出演している。

繊細で美しさを追求した音と音楽性には定評があり、ソリストからの信頼も厚い。これまでに、ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ、ピンカス・ズカーマン、古澤巌、大谷康子(以上ヴァイオリン)、赤坂達三(クラリネット)、シャロット・ド・ロスチャイルド、錦織健(以上声楽)、東儀秀樹(雅楽)の各氏ら国内外の著名アーティストの共演者として全国各地で公演を重ねており、室内楽をはじめ、ソロ、伴奏、合唱指揮、コンクールの審査、後進の指導、演奏会のプロデュースやNHK-FM放送など、幅広い分野での活動が注目されている。

現在、国立音楽大学講師。

ピアノ 山本 学

国立音楽大学音楽教育専修4年在学中。ピアノを榎本潤氏に師事。

1999年11月、日本ピアノ教育連盟主催の第16回ピアノ・オーディション関東地区予選にて奨励賞を受賞。ソロ演奏のほか、合唱や声楽の伴奏で数多くの演奏会に出演。榎本氏の紹介によりヴァイオリンの古澤巌氏や大谷康子氏のピアノ伴奏を努め、また、小林道夫氏のもとでさらに研鑽を積んでいる。

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